「発」の旧字体である「發」や、異体字の「巽」をスマホやパソコンで使いたい場面って、意外とありますよね。
年賀状、論文、和風ロゴ、歴史資料など、場面によっては「新字体じゃなく、旧字を使いたい」というニーズが強まっています。
しかし、通常の日本語入力では変換候補に出てこなかったり、文字化けしてしまったりと、うまく表示できないことも。
そこで本記事では、「發」や「巽」をスマホ(iPhone/Android)やPC(Windows/Mac)で正しく表示・入力するための方法を、誰でもわかるように丁寧に解説しています。
各機種ごとの操作手順・フォント対応状況・コピペ用文字もすべて網羅しているので、この記事さえ見ればすぐに使えるようになります。
旧字体を安全かつ便利に扱いたい方は、ぜひ参考にしてください。
スマホやPCで「発」の旧字を入力・表示したいときはどうする?

「発」という漢字の旧字体(「發」や異体字の「巽」)をスマホやパソコンで入力したい場面、ありますよね。
特に年賀状、和風ロゴ、研究論文などでは「できるだけ旧字で正確に表記したい」という方も多いです。
この章では、そもそも旧字がなぜ通常の変換で出てこないのか、そしてスマホ・PCで表示・入力するための具体的な方法をわかりやすく解説していきます。
「発」の旧字はどんな漢字?なぜ見かけないの?
まず「発」の旧字体としてよく知られるのが「發」です。
これは戦前の日本や古典中国文献で広く使われていた文字で、「癶(はつがしら)」がついた形をしています。
一方、もうひとつの旧字体として「巽(U+2F884)」という文字もあります。
これは、UnicodeのCJK互換漢字補助として定義されている非常にマニアックな文字で、一般のフォントでは表示できないことも多いんです。
つまり、普段使っているスマホやPCの変換辞書には登録されていないため、**通常の変換操作では出てこない**というわけです。
| 名称 | 文字 | 読み | Unicodeコード |
|---|---|---|---|
| 新字体 | 発 | はつ | U+767A |
| 一般的な旧字体 | 發 | はつ | U+767C |
| 異体字(拡張C) | 巽 | はつ | U+2F884 |
注意点として、特殊な旧字体や異体字は環境によって文字化けすることがあります。
Unicodeに登録された「巽(U+2F884)」ってなに?
「巽(U+2F884)」は、「CJK互換漢字補助」という領域にある特殊な文字です。
Unicodeのバージョン12.1以降で定義された文字で、中国や日本の古典文献の表記を厳密に再現するために収録されました。
ただし、通常のフォント(例:メイリオ、游明朝など)では対応しておらず、Noto Serif CJK SC や HanaMinB などの特殊フォントでようやく表示されることがあります。
また、スマホ環境では多くの端末がこの文字に未対応のため、正しく表示できないか「□」で表示されることもあります。
| フォント名 | 対応状況 | 用途 |
|---|---|---|
| メイリオ | 非対応 | Windows標準、見やすさ重視 |
| 游明朝 | 非対応 | 日本語出版向け |
| HanaMinB | 対応 | 古典漢字専用 |
| Noto Serif CJK SC | 対応 | Google提供、CJK文字対応 |
「巽」のような特殊な旧字を表示したいなら、フォントとOSの対応状況を必ず確認しましょう。
スマホで「發」や「巽」を入力するには?
ここでは、iPhoneやAndroidスマホで「発」の旧字体(特に「發」や「巽」)を入力する具体的な方法を紹介します。
結論から言うと、「發」は比較的簡単に入力できますが、「巽」はかなり特殊で工夫が必要です。
機種別に、ステップごとに見ていきましょう。
iPhoneで「發」を入力する方法
iPhoneでは、「はつ」や「はっ」と入力すれば「發」が候補に出ることもありますが、環境によっては出てきません。
その場合は、以下の方法で確実に入力できます。
| 手順 | やり方 |
|---|---|
| ① コピー&ペースト | この文字 → 「發」を長押ししてコピーし、貼り付け |
| ② ユーザー辞書登録 | 「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」で「はつ」に「發」を登録 |
| ③ アプリで変換 | 「UniChar」などのUnicode変換アプリを利用 |
注意点: 標準の日本語キーボードでは必ずしも「發」が出てくるとは限りません。
Androidで「發」や「巽」を入力する方法
Android端末でも基本的には「發」はコピーや辞書登録で使えますが、「巽」のような特殊文字はかなり扱いが難しいです。
以下の方法で入力を試してみてください。
| 方法 | 概要 |
|---|---|
| ① 文字コード入力アプリ | 「Unicode Pad」などで「2F884」と入力し、巽を表示・コピー |
| ② Web辞書からコピー | 「巽」を掲載している辞書・記事サイトからコピー&貼り付け |
| ③ 辞書登録(非推奨) | 「巽」は文字化けのリスクが高いため、あまり推奨されない |
「巽」は文字自体が表示されない場合もあるため、受信側の端末も文字対応しているか要確認です。
コピペ用:スマホで使える「發」「巽」の入力用文字
スマホで手軽に入力したい方は、以下を長押ししてコピーしてください。
- 發: 發
- 巽: 巽 ※一部の端末で文字化けします
困ったときはコピー&ペーストが一番確実な方法です。
PCで旧字の「發」や「巽」を入力・表示する方法

スマホよりも自由度が高いPCでは、「發」や「巽」といった旧字の入力や表示が可能な場面が増えます。
ただし、WindowsとMacでは入力方法や必要なフォントが異なるため、それぞれ分けて解説します。
Windowsで「發」や「巽」を入力する方法
WindowsではIME(Microsoft IME)を活用すれば、「發」は比較的簡単に変換できます。
ですが「巽」は特殊なUnicode入力やフォントのインストールが必要になります。
| 目的 | 入力方法 | 備考 |
|---|---|---|
| 「發」を入力 | 「はつ」と打って変換候補から「發」を選択 | 表示されない場合はIME辞書登録も可 |
| 「巽」を入力 | [Alt]キーを押しながらテンキーで「+2F884」 | 設定変更が必要/一部アプリで非対応 |
| Unicode入力 | 「U+2F884」をIMEパッドに貼り付け | 環境によって表示不可 |
注意:文字が表示されない場合は、対応フォントをインストールしましょう。
Macで「發」や「巽」を入力する方法
Macも基本的には「發」はことえり(日本語入力)で入力できます。
しかし「巽」は表示環境が整っていないと、□や?になってしまいます。
| 手順 | 方法 |
|---|---|
| ①「發」を入力 | 「はつ」と入力 → 変換候補に「發」あり |
| ②「巽」を使いたい | Safariなどで該当文字を検索 → コピペ |
| ③ Unicode入力 | 「U+2F884」と入力するアプリ(例:TextEdit)で試す |
Macでも、特殊な旧字はコピペが最も手軽で確実な方法です。
PCで旧字体を美しく表示するためのおすすめフォント
PCでは対応フォントを導入することで、「巽」のような珍しい旧字体も美しく表示できます。
特に以下のフォントは、CJK統合漢字や異体字に強くおすすめです。
| フォント名 | 特徴 | 対応文字 |
|---|---|---|
| HanaMinB | IPAが配布/古典中国・日本漢字に特化 | 巽などの異体字に対応 |
| Noto Serif CJK | Googleが提供/美しい明朝体 | 多くのCJK統合漢字に対応 |
| 源ノ明朝(Source Han Serif) | Adobe提供/OpenType対応 | 巽を含む拡張漢字にも強い |
PCならフォントを変えるだけで、表示されなかった旧字体が綺麗に見えるようになることもあります。
まとめ:「発」の旧字をスマホやPCで使うためのポイント
ここまで、「發」や「巽」といった「発」の旧字をスマホやPCで入力・表示する方法を解説してきました。
最後に、要点を振り返りながら、環境に応じたベストな対処法を整理しましょう。
旧字入力のまとめ表
| 環境 | 「發」の入力 | 「巽」の入力・表示 | 備考 |
|---|---|---|---|
| iPhone | 変換候補 or 辞書登録 | 非対応が多い/表示不可の可能性 | コピー&ペーストが無難 |
| Android | 変換候補 or Unicode Pad | 文字化けしやすい | 文字コード入力アプリが便利 |
| Windows | 変換候補に出る or Alt+Unicode入力 | フォント導入すれば表示可 | HanaMinBやNoto CJK推奨 |
| Mac | ことえり変換 | 一部アプリでは表示可 | Safariなどでコピーして使う |
使い方のポイント3つ
- 「發」はほぼすべての端末で使えるが、「巽」は限られた環境のみ対応。
- 特殊な文字はフォントやOSの違いで文字化けの危険がある。
- 迷ったら「コピー&ペースト」と「辞書登録」が最も確実な解決策。
特にデザイン用途やフォーマル文書で旧字を使いたい場合は、表示チェックとフォント確認を忘れずに。
メールやLINEでは文字化けする可能性もあるので、送信前に必ずプレビューしましょう。
旧字は「文化的背景」を伝える大切な表現手段です。目的に応じて、便利に・安全に使い分けていきましょう。

