「凛」と「凜」、どちらも読み方は同じ「りん」ですが、よく見ると漢字の形が微妙に違いますよね。
特に「凜」は旧字体で、名前や肩書き、伝統的な表現で使われることが多く、正しく表示・入力できないと困る場面も少なくありません。
この記事では、そんな「凜」をスマホ(iPhone・Android)やパソコン(Windows・Mac)で簡単に入力する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
さらに、文字化けの原因やフォント対応の違い、SNSやWebでの注意点など、見落としがちなポイントまでしっかりカバー。
旧字体の「凜」を正しく、美しく使いこなしたい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
「凛」の旧字体って何?スマホやPCで使う理由とは

この章では、「凛」と「凜」の違いや、わざわざ旧字体を使いたくなる理由について解説します。
見た目は似ているけど実は異なるこの2文字、スマホやPCで使い分ける場面もあるので、ここでしっかり整理しておきましょう。
「凛」と「凜」の違いをわかりやすく解説
「凛(りん)」と「凜(りん)」は、見た目が非常にそっくりですが、**使われている漢字の構成が違います。**
「凛」は新字体で、「冫(にすい)」と「禀(ひん)」で構成されています。
一方、「凜」は旧字体で、「冫」+「稟(ひん)」という古い書き方の部品から成っています。
つまり、**「禀」は「稟」の新字体**なんですね。
見た目でいうと、「禾(のぎへん)」が入っているかどうかが最大の違いになります。
どちらも意味は「厳か」「凛々しい」などで同じですが、使用する場面で印象が変わることがあります。
| 文字 | 読み方 | 意味 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 凛 | りん | きびしい、りりしい | 新字体(一般的に使われる) |
| 凜 | りん | きびしい、りりしい | 旧字体(伝統的、格式高い印象) |
旧字体をあえて使うシーンと意味
ではなぜ、わざわざ「凜」という旧字体を使いたくなる人がいるのでしょうか?
理由は大きく3つあります。
- 名前や屋号に旧字体が含まれている場合
- 伝統的・格式を大切にしたい場面(和風の作品など)
- 単に美的感覚として旧字の方が好きという人も
たとえば、「凜花」「凜音」「凜月」など、旧字体で登録された名前の人にとっては、「凜」と「凛」の違いは非常に重要です。
公的書類やSNSの名前表記で間違って表示されると、本人確認が通らないこともあります。
また、筆文字や和風のデザインでは、**旧字体の方が「味がある」「伝統的」**という評価を受けやすいため、あえて旧字体を選ぶ人もいます。
つまり、「凜」という字には、単なる字形以上の意味や想いが込められていることが多いのです。
スマホで「凜(旧字)」を出す方法【iPhone・Android別】
ここでは、iPhoneやAndroidで「凜(旧字体)」を入力する具体的な方法を解説します。
「凛」はすぐ出せるけど、「凜」はどこにもない…そんなときの対処法もあわせて紹介します。
iPhoneでの旧字体入力方法(iOS標準機能)
iPhoneの標準キーボードでは、「りん」と打っても「凜(旧字体)」は基本的に変換候補に出てきません。
ですが、以下の方法で入力することができます。
- Safariなどで「凜」と表示されたページを探してコピーする
- メモ帳やLINEなど、使いたい場所にペーストする
- よく使う辞書登録に「りん=凜」と設定しておくと便利
辞書登録の手順は以下の通りです。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」へ進む
- 右上の「+」ボタンをタップ
- 「単語」に「凜」、「よみ」に「りん」と入力して登録
一度登録すれば、以後は「りん」と打つだけで「凜」が候補に出てきます。
Androidでの旧字体入力方法(Google日本語入力など)
Androidも基本的には、「凜」は標準で変換候補に出ません。
でも、Google日本語入力(Gboard)を使っていれば、やや高確率で出ることがあります。
出ない場合は、こちらも辞書登録やコピペで対応しましょう。
| 方法 | 手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 辞書登録 | Gboard設定 → 辞書 → 日本語 → 単語追加 | 「りん」で「凜」を登録 |
| コピペ | ネット検索 or この記事からコピー | 一時的な対処に最適 |
また、ATOKなどの日本語入力アプリを使っている場合、旧字に強い辞書が使われていることもあります。
スマホで旧字をコピペする便利技
毎回探してコピペするのは面倒…という人には、「ショートカット登録」や「スニペットアプリ」も便利です。
- iPhoneなら:Text Replacement(ユーザ辞書)
- Androidなら:My Dictionary(辞書アプリ)やGboardの辞書
これらを使えば、特定の文字列を打つだけで即座に「凜」が呼び出せるようになります。
SNSのハンドルネームや、LINEの名前にも旧字体で表記したい人は必須です。
一度設定してしまえば、スマホでの旧字体入力はとても快適になりますよ。
PCで「凜(旧字)」を出す方法【Windows・Mac対応】

この章では、パソコンで「凜(旧字体)」を入力する方法を、WindowsとMacに分けて紹介します。
標準の変換で出てこないときの裏ワザや、確実に入力できるUnicodeの活用方法も解説します。
Windowsでの旧字入力(IME設定含む)
Windowsでは「りん」と入力しても、普通は「凛」しか候補に出てきません。
そこで以下の方法を使うと、「凜」を表示できます。
- Microsoft IMEのプロパティを開く
- 「詳細設定」→「辞書/学習」→「単語の登録」
- 単語に「凜」、よみに「りん」として登録
また、IMEパッドを使えば部首から「凜」を探して入力することも可能です。
手順:タスクバー右の「あ」or「A」→「IMEパッド」→「部首」→「冫」+「禾」など
ただし、フォントによっては表示されないこともあるので注意が必要です。
Macでの旧字入力(ことえり・Google日本語入力)
Macも同様に、「りん」と打っても基本は「凛」が優先されます。
「凜」を出す方法はいくつかあります。
- Google日本語入力をインストールし、「凜」と辞書登録する
- 標準の日本語入力(ことえり)で文字ビューワーを活用する
「文字ビューワー」を使う手順は以下の通りです。
- メニューバーの「編集」→「絵文字と記号」を開く
- 検索欄に「凜」と入力
- コピー&ペーストする
また、Macでも辞書登録は「システム環境設定」→「キーボード」→「ユーザ辞書」で簡単にできます。
Unicodeを使った確実な入力方法
「凜」はUnicodeで明確にコードが定められています。
そのコードはU+51DCです。
| 方法 | 手順 | 備考 |
|---|---|---|
| Windows | 「51DC」と入力→F5キー | IMEの設定によっては効かないことも |
| Mac | 「Unicode Hex Input」設定で「51DC」入力 | 「option」キーを押しながらタイプ |
Unicodeを使えば、どんな環境でも「凜」を確実に入力できます。
特殊文字や旧字体をよく使う人には、非常に便利な方法です。
文字化けや表示されないときの対処法
せっかく「凜(旧字体)」を入力できても、相手の画面で文字化けしたり、□や?で表示されることがあります。
この章では、そんなトラブルの原因と解決策を紹介します。
使っているフォントに問題があるケース
文字が正常に表示されない原因の多くは、**フォントにその字が含まれていないこと**です。
とくに「凜」は旧字体なので、一部のフォントでは未対応となっています。
たとえば以下のような違いがあります:
| フォント名 | 「凜」の表示 | 対応状況 |
|---|---|---|
| 游明朝体 / 游ゴシック | ◯ | 対応済み(iOS・Mac標準) |
| メイリオ | × | 文字化けする可能性あり |
| MS ゴシック | △ | バージョンにより対応状況が異なる |
| Noto Serif CJK | ◯ | Google製、日本語に強い |
「凜」が表示されないときは、まずフォントを変えて試してみるのがおすすめです。
SNSやWebで旧字が崩れる理由と回避策
LINEやTwitter(現X)など、SNSでも「凜」がうまく表示されないことがあります。
その原因は主に以下の通りです。
- 端末やOSのフォント非対応
- アプリが一部の文字を自動置換している
- 投稿後、ブラウザやアプリ側でリフロー(再描画)による省略が起きる
これに対しては、次のような対策が有効です。
- **「凜」を画像化して投稿する**(SNSで文字を装飾する用途向き)
- **プロフィールや名前に使う場合は、事前に表示確認をする**
- **使いたい相手にも「表示できてる?」と確認する**
一見すると正しく表示されていても、受け取る側の環境で崩れていることが多々あります。
大事な名前や肩書きに使う場合は、慎重に確認してから利用しましょう。
まとめ:旧字体「凜」をスマホやPCで正しく使おう

この記事の最後に、スマホやパソコンで「凜(旧字)」を使うためのポイントを整理します。
さらに、使う際に気をつけたいマナーや注意点も紹介しておきます。
スマホ・PC別のおすすめ方法まとめ
ここまで紹介した方法を、スマホ・PCごとに表で振り返っておきましょう。
| デバイス | 入力方法 | 備考 |
|---|---|---|
| iPhone | コピペ or ユーザ辞書登録 | 標準キーボードでは未対応 |
| Android | Google日本語入力+辞書登録 | 一部端末で直接変換可能 |
| Windows | IME辞書登録 or IMEパッド | フォントに注意 |
| Mac | 文字ビューア or 辞書登録 | Google日本語入力も可 |
| 共通 | Unicode「U+51DC」 | 確実だが入力に手間 |
最も確実なのは、辞書登録やUnicodeを活用する方法です。
頻繁に使う人は、自分の環境に合った方法を1つ決めておくと楽になります。
使う際の注意点とマナー
「凜」は旧字体であり、見た目が似ている「凛」と混同されやすい文字です。
使う際には、以下のような点に注意しましょう。
- 本名や登録名が「凜」の場合は、絶対に正しく表記する
- 相手が「凜」を正しく表示できる環境か確認する
- 公的文書や名刺では、文字化けリスクに配慮する
特に、正式な書類で「凛」と誤記すると、訂正が必要になったり本人確認に支障が出るケースもあります。
一方で、SNSや日常使いで旧字をあえて使う場合は、見た目の美しさや個性として楽しむのも良いでしょう。
大切なのは、「正しく伝える」ことと、「相手の環境を思いやる」ことです。
