年賀状や招待状、ちょっとしたこだわりのある文書に「福」の旧字体(福)を使いたいと思ったことはありませんか?
でも、スマホやパソコンで「ふく」と打っても、出てくるのは見慣れた新字体の「福」ばかり…。
本記事では、そんな疑問を持つあなたのために、「福」の旧字体をスマホ・PCそれぞれで入力する具体的な方法を、画像や表を交えてわかりやすく解説します。
旧字体の意味や使い分け、文字化け対策まで完全カバーしているので、初心者の方でも安心して使える内容です。
この記事を読めば、誰でも簡単に「福」が使えるようになりますよ。
福の旧字体ってどんな漢字?スマホやPCで出せるの?

この記事では、「福」の旧字体をスマホやパソコンで入力したい人に向けて、具体的な方法を紹介していきます。
まずは「旧字体ってそもそも何?」という疑問から解消し、なぜ見た目が違うのか、どちらが正しいのかを解説していきましょう。
そもそも「福」の旧字体とは?見た目の違いを解説
現在私たちが普段目にする「福」は、簡略化された新字体(しんじたい)と呼ばれるものです。
一方で、旧字体(きゅうじたい)は、戦前まで使われていたより複雑な漢字の形のことを指します。
「福」の旧字体は「福」と書き、へんの部分が「ネ」ではなく、「示(しめすへん)」のままの形をしています。
つまり、旧字体の「福」はへんの形がポイントなんですね。
| 種類 | へんの形 | 表示される漢字 |
|---|---|---|
| 新字体 | ネ(しめすへんの変化形) | 福 |
| 旧字体 | 示(しめすへんの本来の形) | 福 |
「ネ」と「示」の違いは何?どちらが正しいの?
この2つの違いは、単純に「字体(形)の違い」であって、どちらも意味や読み方は同じです。
「福」も「福」も、意味としては「しあわせ」「祝福」などを表す同じ言葉なんですね。
ただし、現代では公的文書や学校教育では新字体の「福」が基本とされており、旧字体は一部の書道や歴史文書、苗字の表記などに使われる場面が残っています。
つまり、どちらを使っても間違いではないけれど、使う場面によって適切さが変わるということです。
たとえば、年賀状や縁起物などで「福」を使うと、ちょっと特別な雰囲気が出るので好まれる傾向がありますよ。
では、次の章ではその「旧字体の福」をスマホで入力するにはどうすればいいのか?を見ていきましょう。
スマホで「福」の旧字体を出す方法はある?
スマホで「福」の旧字体(福)を入力したいと思っても、普通に変換しても出てこないことが多いですよね。
ここでは、iPhoneやAndroidで旧字体を入力する方法を、できるだけわかりやすく紹介します。
iPhoneで旧字体を出す具体的な手順
iPhoneには、旧字体を直接変換する標準機能はありませんが、いくつかの方法で対応できます。
おすすめは「ユーザー辞書登録」や「コピペ利用」です。
| 方法 | やり方 | ポイント |
|---|---|---|
| ユーザー辞書登録 | 「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」→「+」から、単語に「福」、よみがなに「ふく」と入力 | 一度登録すれば、以後「ふく」と打つだけで旧字体に変換可 |
| コピペ利用 | ネットや当記事から「福」をコピーして貼り付ける | 一時的な入力に便利 |
iPhoneでも工夫次第で旧字体は使えますので、ぜひ活用してみてください。
Androidでの入力方法と注意点
Androidでも標準のキーボード(Gboardなど)では、旧字体が出てこないことがほとんどです。
対処法は、iPhoneと同じく「ユーザー辞書登録」や「コピペ」です。
手順は以下のとおりです。
- 「設定」→「システム」→「言語と入力」→「キーボード」→「ユーザー辞書」へ進む
- 新規登録で「ふく」と入力し、「福」を登録
Androidの場合、機種やOSバージョンによって設定画面の名称が異なることがあるので注意してください。
スマホで旧字体が出ないときの対処法
スマホで旧字体が正しく表示されない、入力しても文字化けする……そんなときは以下の点を確認してみましょう。
| トラブル | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 表示が□や?になる | 使用中のフォントが旧字体に非対応 | 別のアプリや端末で表示してみる |
| 変換できない | ユーザー辞書登録が正しくできていない | 設定を見直すか、コピペで対応 |
スマホ環境によっては完全に対応できない場合もありますが、上記の方法で多くの問題は解決できます。
続いては、より細かい設定ができるパソコンでの旧字体入力方法について見ていきましょう。
パソコンで「福」の旧字体を出す方法(Windows・Word対応)

パソコンではスマホよりも細かい設定が可能なので、「福」のような旧字体も比較的スムーズに入力できます。
ここでは、Windows環境を想定して、設定から入力方法まで具体的に紹介します。
IME設定の変更方法を図解で解説
Windowsパソコンでは、IME(日本語入力システム)の設定を変更することで、旧字体の変換候補が出やすくなります。
設定手順は次のとおりです。
- 画面右下の「A」または「あ」と表示されたIMEアイコンを右クリック
- 「設定」または「プロパティ」を選択
- 「詳細設定」を開く
- 「変換」タブを選択
- 「変換文字制限をしない」にチェックを入れる
- 「OK」で保存
この設定により、異体字や旧字体が変換候補に出やすくなります。
旧字体の「福(福)」を変換で出す手順
設定変更が済んだら、以下のように入力して旧字体の「福」を出すことができます。
| 操作手順 | 説明 |
|---|---|
| 1.「ふく」と入力 | 通常の読みでOK |
| 2. スペースキーで変換 | 変換候補の中に「福」が含まれるようになる |
| 3. 矢印キーで探す | 見つからない場合は変換候補の詳細を表示 |
うまく出ない場合は、フォントが対応していない可能性もあるため、MS明朝や游明朝などを使ってみましょう。
文字コード(U+798F)からの入力方法
もし変換で出てこない場合でも、文字コードから直接入力する方法もあります。
「福」の漢字には以下のコードが割り当てられています。
- 通常の「福」:U+798F
- 旧字体の「福」:U+FA1B
このコードを使って入力するには、以下のように操作します。
| 手順 | 入力内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 1. Wordやメモ帳で「FA1B」と入力 | 半角英数で | アルファベットと数字の組み合わせ |
| 2. Altキーを押しながら「X」 | FA1B → 福 に変換 | 「Alt + X」はコード入力専用のショートカット |
この方法はWordなどUnicode対応ソフトでしか使えないので注意してください。
パソコンではこのように複数の方法で旧字体が入力できるので、用途に応じて使い分けてみてくださいね。
なぜ旧字体は普通の変換で出てこないの?
「福」の旧字体(福)を出そうとしても、変換候補に表示されない……実はこれ、パソコンやスマホの仕組みによるものなんです。
ここでは、旧字体が出てこない理由と、その背景にある「異体字」や「環境依存文字」について解説します。
旧字体・異体字・環境依存文字の仕組み
まず、旧字体とは、現在の新字体が採用される前に使われていた昔ながらの漢字のことです。
たとえば、「福」の旧字体である「福」や、「国」の旧字体である「國」などがそれにあたります。
こうした旧字体は、コンピュータ上では「異体字」や「環境依存文字」として扱われることが多く、通常の変換では表示されません。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 旧字体 | 戦後に簡略化される前の漢字 | 福、體、學 |
| 異体字 | 同じ意味を持ちながら形の違う漢字 | 斉/齊、広/廣 |
| 環境依存文字 | 端末やソフトによって表示できない文字 | ①②㊗️など |
つまり、旧字体は一部の環境でしか正常に扱えない特殊な文字なんですね。
そのため、入力方法や設定を調整しないと、思ったように表示されないことがあります。
フォントや表示環境の影響についても解説
もうひとつ重要なのが、「フォント(文字の書体)」や「表示環境」です。
たとえば、旧字体に対応していないフォントを使っていると、「□」や「?」などで表示されてしまうことがあります。
対策としては、以下のようなフォントを使うと安定して旧字体が表示できます。
- Windows:MS 明朝、游明朝、Yu Gothicなど
- Mac:ヒラギノ明朝、游ゴシック体など
- Googleフォント:Noto Serif JP、Noto Sans JPなど
表示されない=入力できていない、とは限りませんので、まずはフォントを疑ってみるのも一つの手ですよ。
次の章では、実際に旧字体を使う場面での注意点について詳しく見ていきます。
旧字体を使うときに気をつけたいこと

せっかく「福」の旧字体を出せても、それを安心して使えるかどうかは別問題です。
ここでは、旧字体を実際に使うときに注意すべきポイントを、用途別にわかりやすく紹介します。
印刷・メール・Web表示での注意点
旧字体は特殊な文字コードを使っているため、**使う媒体によっては文字化けや表示トラブル**が起きることがあります。
特に以下のような場面では要注意です。
| 使用場面 | 起こりうる問題 | 対策 |
|---|---|---|
| 年賀状印刷 | プリンターやフォントによっては「□」になる | 印刷前に必ずプレビューで確認 |
| メール本文 | 相手の端末で文字化けする可能性 | 重要な部分には新字体も併記する |
| WebサイトやSNS | 旧字体が対応していないフォントでは表示不可 | 画像として貼るのも一つの手 |
「ちゃんと見えてると思ったのに、相手には見えてなかった」ということが意外と多いので、送信・公開前のチェックが大切です。
見栄え・正確さ・マナーとのバランス
旧字体には「伝統的で美しい」という印象がありますが、**必ずしも正しい・上品というわけではありません**。
例えば、ビジネス文書や公的な書類では、今の時代は「新字体(福)」が基本とされています。
一方で、以下のようなケースでは旧字体を使うことで意味が強調され、良い印象を与えることもあります。
- 年賀状や縁起物に使う場合
- 名前(苗字など)に旧字体が含まれている場合
- 書道や歴史的な文脈の中での使用
「いつ使うか」「誰に見せるか」を意識して使い分けることが大切です。
無理に使う必要はありませんが、使いこなせると文章やデザインに深みが出ますよ。
最後に、今回の内容をまとめて振り返っておきましょう。
まとめ:スマホやPCで「福」の旧字体を簡単に入力しよう
ここまで、「福」の旧字体である「福」をスマホやパソコンで入力する方法について、詳しく解説してきました。
最後に要点を振り返っておきましょう。
| デバイス | 主な入力方法 | 補足 |
|---|---|---|
| スマホ(iPhone/Android) | ユーザー辞書登録 or コピペ | 旧字体変換は非対応なので登録が便利 |
| パソコン(Windows) | IME設定変更+変換/Unicode入力 | 設定後は変換候補に「福」が出やすくなる |
「ネ」と「示」の違いを理解し、用途に合わせて使い分けることが大切です。
また、旧字体は環境依存文字であるため、使う相手や表示環境によってはうまく表示されないこともある点に注意しましょう。
年賀状や特別な挨拶文などに旧字体を使うと、ちょっとしたこだわりが伝わって印象アップにもつながります。
無理せず、自分に合った使い方で旧字体の魅力を楽しんでみてくださいね。

