80ccは何グラム?サラダ油・ごま油・オリーブオイルで簡単換算

日常のこと

料理を始めたばかりの方がよく迷うのが、「油80ccって何グラムなの?」という疑問です。

水なら1cc=1gで簡単ですが、油は水より軽く、種類によっても重さが微妙に異なります。

この記事では、サラダ油・ごま油・オリーブオイルの80ccをグラムに換算する方法を、計算式や早見表とともに丁寧に解説します。

さらに、5ccや35ccなど少量でもすぐに計算できるコツや、初心者が間違えやすいポイントも紹介。

これを読めば、レシピ通りの正確な分量で調理でき、味や仕上がりの失敗を防げるようになります。

80ccは何グラム?料理初心者でもわかる基本の考え方

料理をしていると「この80ccって何グラムなんだろう?」と迷う瞬間、ありますよね。

特に初心者のうちは、レシピに「油80cc」と書かれていても、キッチンスケールにどうやって置き換えたらいいか分からないものです。

この章では、そんな疑問をスッキリ解消するために、cc・ml・gの関係を基本から分かりやすく解説します。

そもそもccとmlの違いとは?

まず最初に整理したいのが、「cc」と「ml」の関係です。

実は、1cc=1mlであり、どちらも同じ体積の単位を意味します。

つまり、レシピに「80cc」と書かれていたら、それは「80ml」と同じことです。

ただし、これは「体積」の話であって、「重さ(グラム)」は物質ごとに異なります。

例えば、水と油では同じ80mlでも、重さが違うんです。

液体の種類 1ccあたりの重さ 80ccの重さ
約1.0g 約80g
サラダ油 約0.9g 約72g
オリーブオイル 約0.91g 約72.8g

このように、同じ体積でも重さが変わるのは、それぞれの「密度」が異なるためです。

油・水など液体の重さは同じではない理由

液体の重さが違う理由は、「比重(ひじゅう)」という性質にあります。

比重とは、ある物質の重さを水と比べたときの割合のこと。

水の比重は1.0、油の比重は約0.9です。

つまり、油は水より軽いということなんですね。

そのため、同じ80ccでも油の方が重さが少し軽くなります。

液体 比重 1ccの重さ
1.0 1g
0.9 0.9g

比重が分かれば、どんな液体でも「体積 × 比重」で重さを計算できます。

たとえば油なら、80 × 0.9 = 72g と求められます。

油80ccは何グラム?簡単に計算できる方法

ここまで理解できたら、実際の計算はとても簡単です。

重さ(g)=体積(cc)× 比重

サラダ油の比重を0.9とすると、次のように計算できます。

体積(cc) 計算式 重さ(g)
80cc 80 × 0.9 72g

つまり、油80ccは約72gということです。

また、ccとmlは同じ単位なので、80mlの油も72gとなります。

この計算を覚えておくと、料理中に「スプーン何杯分かな?」と悩む時間がぐっと減ります。

ccをそのまま掛け算して重さを出せるという感覚を身につけておきましょう。

油80cc=何グラム?サラダ油・ごま油・オリーブオイルで比較

油といっても、サラダ油やごま油、オリーブオイルなどいくつか種類がありますよね。

実は、同じ80ccでも油の種類によって重さ(グラム数)は少しずつ違うんです。

ここでは、それぞれの油の比重を使って、正確な重さを比較してみましょう。

油の比重とは?(0.9g/ccの意味)

まずは「比重(ひじゅう)」という言葉を整理しておきましょう。

比重とは、水1cc(1ml)の重さ1gを基準にしたときの、その液体の重さの割合のことを指します。

サラダ油の比重は約0.9です。

つまり、1ccのサラダ油は約0.9gしかないということです。

この比重を使えば、体積(cc)から重さ(g)を簡単に求められます。

油の種類 比重(g/cc) 1ccの重さ
サラダ油 0.9 0.9g
ごま油 0.92 0.92g
オリーブオイル 0.91 0.91g

つまり、どの油も水より軽いけれど、それぞれ微妙に違うことが分かりますね。

サラダ油・ごま油・オリーブオイルの重さの違い

では、実際に80ccの油を比重ごとに計算してみましょう。

計算式は「重さ(g)=体積(cc)× 比重」です。

油の種類 比重 計算式 80ccの重さ
サラダ油 0.90 80 × 0.9 72g
ごま油 0.92 80 × 0.92 73.6g
オリーブオイル 0.91 80 × 0.91 72.8g

この表を見ると、ごま油が少し重く、サラダ油が一番軽いことがわかります。

この違いは、油の成分や精製方法によって変化するため、厳密に言えば「油の種類ごとにcc→gの換算値は少し違う」と言えるのです。

実際の料理で役立つ換算表【80cc・100cc・200cc】

最後に、料理中にすぐ使えるように、主要な油の換算表をまとめました。

油の種類 80cc 100cc 200cc
サラダ油 72g 90g 180g
ごま油 73.6g 92g 184g
オリーブオイル 72.8g 91g 182g

この表を覚えておけば、料理中に「100ccって何グラムだっけ?」と迷うことがなくなります。

特にサラダ油=ccの9割がグラム数と覚えておくと便利です。

つまり、ccの数字の後ろに「×0.9」を頭の中で掛けるだけで、すぐにグラムに変換できるというわけです。

80cc=約72g、この感覚をしっかり覚えておきましょう。

5ml・35cc・80ccなど、油の重さ早見表(完全版)

ここでは、料理中にパッと確認できるように、油の体積(ml・cc)と重さ(g)の関係を一覧でまとめます。

特に料理初心者の方は、「スプーン1杯」や「大さじ2」などを正確に計りたいときに、とても役立ちます。

難しい計算をしなくても、この表を見れば一目でわかるように整理しました。

料理中にすぐ使えるcc→g換算表

まずは、サラダ油(比重0.9)を基準にしたcc→g換算表を見てみましょう。

料理でよく使う単位を中心に掲載しています。

体積(cc/ml) 重さ(g)
5cc(5ml) 約4.5g
10cc(10ml) 約9g
20cc(20ml) 約18g
35cc(35ml) 約31.5g
50cc(50ml) 約45g
80cc(80ml) 約72g
100cc(100ml) 約90g
200cc(200ml) 約180g

基本的にはccの数字に0.9を掛ければグラム数が出せます。

水の場合は1cc=1gなので、サラダ油はそれより少し軽いことを覚えておくと便利です。

スプーン・カップで測るときの目安量

計量スプーンや計量カップを使うときに、「何グラムくらいなのか」を知っておくと、いちいち秤を使わなくてもすぐに分量を調整できます。

計量器具 おおよその体積 油の重さ(g)
小さじ1 5cc(5ml) 約4.5g
小さじ2 10cc(10ml) 約9g
大さじ1 15cc(15ml) 約13.5g
大さじ2 30cc(30ml) 約27g
1カップ 200cc(200ml) 約180g

特に大さじ1=約13.5gという目安は覚えておくと便利です。

サラダ油でもオリーブオイルでも、大きな差はないので、この数値を使って問題ありません。

ccとグラムの変換式を覚えるコツ

最後に、ccからグラムへの変換をスムーズに行うための簡単なコツを紹介します。

覚えておく式はたったひとつです。

重さ(g)=体積(cc)× 0.9

この式を使えば、どんな量でも一瞬で計算できます。

例えば、油80ccなら「80×0.9=72g」、油35ccなら「35×0.9=31.5g」と暗算できますね。

慣れてきたら、スマホの計算機を使わなくても、自然と頭の中で換算できるようになります。

体積(cc) 計算式 重さ(g)
35cc 35×0.9 31.5g
50cc 50×0.9 45g
80cc 80×0.9 72g

このように、数値の感覚を掴んでおくことで、料理中のストレスがぐっと減ります。

cc(ml)=体積、g=重さという関係を理解しておけば、他の食材にも応用できるようになります。

料理初心者が間違えやすい!ccとグラム換算の落とし穴

ccやグラムの換算は、一見シンプルに見えて、実は初心者がよくつまずくポイントでもあります。

「1cc=1g」と思い込んでしまうと、味付けや食感が微妙にずれてしまうこともあるんです。

ここでは、初心者がやりがちな勘違いや注意点を分かりやすく整理していきましょう。

油と水で同じ量でも重さが違う理由

まず大前提として知っておきたいのが、液体の「比重」の違いです。

水の比重は1.0、サラダ油の比重は0.9前後と少し軽いんです。

つまり、同じ80ccでも油の方が約10%軽くなるということ。

「cc」は体積の単位、「g」は重さの単位なので、物質が違えば当然数字も変わります。

液体の種類 比重 80ccあたりの重さ
1.0 80g
サラダ油 0.9 72g
ごま油 0.92 73.6g

たった数グラムの違いでも、揚げ物やドレッシングなど、油をたっぷり使う料理では味や仕上がりに影響します。

体積と重さは比例しないという意識を持っておくことが大切です。

「1cc=1g」と思い込むと失敗する例

料理初心者の方がよくあるミスが、「cc=g」と信じてしまうケースです。

例えば、レシピに「サラダ油 大さじ2(約27g)」と書かれていても、「30cc=30g」と勘違いして30g入れてしまうと、実際には3g多く入れていることになります。

これくらいなら…と思うかもしれませんが、調味料や脂質は少しの差でも味が変わる繊細な要素なんです。

間違いやすい換算 誤差(g) 料理への影響
サラダ油30cc=30gと計算 +3g 全体が少し油っぽくなる
ドレッシング100cc=100gと計算 +10g 味が濃くなる・油膜が強くなる
ごま油大さじ1を15gと誤認 +1.5g 香りが強すぎる

正しい換算を知っていれば、こうした“ちょっとしたズレ”を防ぐことができます。

ccをそのままgにせず、必ず比重を掛けるというルールを忘れないようにしましょう。

正しい計量で味が変わる?プロが教えるコツ

プロの料理人は、計量にとてもシビアです。

理由はシンプルで、材料の重さが変わると加熱時間や味のバランスが崩れるからです。

家庭料理でも、以下の3つのコツを意識するだけで、仕上がりがぐっと安定します。

  • スプーンではなく、できるだけ計量カップ・スケールを使う
  • ccをgに変換する際は「×0.9」を頭に入れる
  • 液体を計るときは平らな場所にカップを置き、目の高さで確認する

とくに加熱調理では油の量が味を決めるため、ほんの数グラムの誤差でも出来栄えが変わります。

慣れてきたら、油や水だけでなく、醤油・みりん・酒などの比重も調べてみると、さらに正確な料理ができるようになります。

計量を制する者は料理を制すと覚えておきましょう。

まとめ:80ccは何グラム?自信をもって計量しよう

ここまで、80ccをグラムに換算する方法から、油の種類ごとの違い、そして初心者がつまずきやすいポイントまでを詳しく見てきました。

最後に、この章ではこれまでの内容を整理し、今日からすぐ使える実践知識としてまとめていきましょう。

本記事の要点おさらい

まずは、この記事で紹介した重要ポイントを簡単に振り返ります。

項目 内容
1cc=1ml ccとmlは同じ体積の単位。
油の比重 サラダ油は約0.9g/cc、水より少し軽い。
80ccの重さ サラダ油なら約72g(80×0.9)。
換算式 重さ(g)=体積(cc)× 比重。

油80cc=約72gという数字を覚えておくだけで、料理中の計算がスムーズになります。

さらに、5cc・35ccなども同じ式で簡単に求められます。

他の食材でも応用できる換算の考え方

この「cc×比重=g」という考え方は、油以外の食材にも応用できます。

たとえば、みりん・しょうゆ・はちみつなどもそれぞれの比重を使えば、同じように重さを求められます。

液体の種類 比重(g/cc) 100ccの重さ(g)
みりん 1.03 約103g
しょうゆ 1.2 約120g
はちみつ 1.4 約140g

比重を理解しておくと、レシピの量をグラムに直したり、逆にグラム表記をmlに変えたりするのも簡単です。

“cc=gではなく、cc×比重=g”という考え方を身につけておくと、料理の正確さがぐんと上がります。

今日から使える「油のグラム換算」チート表

最後に、すぐ使える油の換算表をもう一度まとめておきましょう。

体積(cc/ml) サラダ油(g) ごま油(g) オリーブオイル(g)
5 4.5 4.6 4.55
35 31.5 32.2 31.85
80 72 73.6 72.8
100 90 92 91

この表をスクリーンショットしておけば、スマホを見ながら料理中にすぐ確認できます。

また、ccとgの関係を理解すれば、どんなレシピにも柔軟に対応できるようになります。

たとえ分量が少し変わっても、もう焦ることはありません。

「80cc=72g」をきっかけに、あなたの料理スキルが一段アップするはずです。

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