「ゐ」「ゑ」「ヱ」など、今ではあまり見かけない旧字をスマホやPCで入力してみたいと思ったことはありませんか?
俳句や短歌、書道、SNS投稿など、和の雰囲気を大切にしたい場面では、旧仮名があると文章の趣がぐっと深まります。
でも、いざ出そうとすると「どうやって入力するの?」と迷ってしまいますよね。
この記事では、そんな旧字たちをスマホ(iPhone)やPC(Windows・Mac)でスムーズに出す方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
どんなIMEを使っているかに応じた具体的な手順と、入力できないときの対処法まで網羅しているので、この記事を読めば旧字入力の悩みはすっきり解消しますよ。
スマホやPCで「ゐ」「ゑ」などの旧字を入力したいときの基本知識

最近では、SNSの投稿や文芸活動、伝統文化の場面で「ゐ」や「ゑ」などの旧仮名を使いたいという声が増えています。
でも、いざ入力しようとすると「どうやって出すの?」「変換できない…」と悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そもそも旧仮名とは何なのか、そして今どんな場面で使われているのかを分かりやすく整理していきます。
旧仮名遣いの「ゐ」「ゑ」ってどういう文字?
「ゐ(ゐ)」や「ゑ(ゑ)」は、昭和21年まで使われていた日本語の旧仮名遣いに登場する文字です。
簡単に言えば、「ゐ」は現在の「い」、「ゑ」は現在の「え」に相当する文字でした。
例えば「ゐぬ(犬)」や「ゑん(縁)」といった形で使われていたのです。
同様に、カタカナでは「ヰ」「ヱ」という形になり、これもそれぞれ「イ」「エ」に近い音として用いられていました。
つまり、「ゐ」や「ゑ」は、今では使われなくなったけれど、かつては日本語の一部としてしっかり存在していた文字なんですね。
| 旧仮名 | 現代の対応文字 | 発音 |
|---|---|---|
| ゐ | い | wi(ウィ) |
| ゑ | え | we(ウェ) |
| ヰ | イ | wi |
| ヱ | エ | we |
「ゐ」や「ゑ」はどんな場面で使われているのか?
現代でも、旧仮名をあえて使う場面は意外とあります。
たとえば、芸人コンビ「すゑひろがりず」の名前の「ゑ」や、アニメ「ヱヴァンゲリヲン」の表記などが有名です。
また、和風の雰囲気を出したいときや、俳句や短歌、書道などの文芸活動でも、旧仮名が使われることがあります。
このように、「ゐ」「ゑ」などの文字は、日本文化の美しさや古風な趣を演出するための大切な要素として、今でも息づいているんですね。
だからこそ、「スマホやパソコンで簡単に入力できたら便利だな」と感じる方が増えているのです。
次の章では、そんな旧字をPCで入力する具体的な方法を詳しく解説していきます。
「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」をPCで入力する方法(Windows・Mac対応)
ここでは、WindowsやMacで「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」といった旧字を入力する方法を詳しくご紹介します。
難しそうに見えますが、手順を覚えてしまえばとても簡単。ふだん使っているIME(文字入力システム)でサクッと入力できますよ。
Windowsでの入力方法と変換のコツ
Windowsでは、「Microsoft IME」という標準の日本語入力システムを使って旧仮名を入力できます。
ポイントは、ちょっとしたローマ字入力と変換操作だけで済むことです。
| 入力する文字 | ローマ字入力 | 変換候補に出る文字 |
|---|---|---|
| ゐ | wyi | ゐ |
| ゑ | wye | ゑ |
| ヰ | wyi | ヰ |
| ヱ | wye | ヱ |
また、これらの文字は「い」や「え」を入力したあとにスペースキーで変換する方法でも出てきます。
「ゐ」「ヰ」→『い』を変換、「ゑ」「ヱ」→『え』を変換という裏技ですね。
ただし、すべての環境で変換候補に出るとは限らないので、wyiやwyeを覚えておくと確実です。
Macでの入力方法と注意点
Macの場合も、「日本語IM」という標準の入力システムを使って旧字を入力できます。
手順はWindowsとほぼ同じですが、環境によっては変換候補に出てこない場合もあるため、確実な方法をご紹介します。
- ステップ1:「きゅうかな」と入力する
- ステップ2:スペースキーで変換候補を表示
- ステップ3:一覧から「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」を選ぶ
この「きゅうかな→変換」方式は、Macユーザーの間で最も確実な方法とされています。
「wyi」「wye」などのローマ字入力よりも確実に旧字を出せる点がメリットです。
また、Macでは「ことえり」や「Google日本語入力」など他のIMEを使っている場合、変換候補に出ないこともあるので、設定を見直すのも一つの手です。
濁点付き旧字「ヸ」「ヹ」「ヺ」のPC入力方法(ヴィ・ヴェ・ヴォ)

「ヸ(ヴィ)」「ヹ(ヴェ)」「ヺ(ヴォ)」といった文字は、旧仮名の中でも特に特殊な部類に入ります。
現代日本語ではほとんど見かけない文字ですが、和風フォントのデザインや古風な表現を追求する際に使いたくなることもありますよね。
ここでは、WindowsとMacそれぞれでの入力方法を解説します。
Windowsで「ゔぃ」「ゔぇ」「ゔぉ」として入力・変換する方法
Windowsでは、「Microsoft IME」を使って以下のように入力するのが基本です。
この方法は、比較的多くの環境で安定して使えるのでおすすめです。
| 入力する文字 | ローマ字入力 | 変換候補に出る文字 |
|---|---|---|
| ヸ | vi または ゔぃ | ヸ |
| ヹ | ve または ゔぇ | ヹ |
| ヺ | vo または ゔぉ | ヺ |
日本語入力中に「ゔぃ」などとひらがなで打って変換すると、比較的スムーズに「ヸ」などが候補として出ます。
ただし、フォントやアプリによっては「ヸ」などが表示されないケースもあるため、プレビューしながら確認するのが安心です。
Macで旧仮名として変換する場合の手順
Macの場合、「日本語IM」で濁点付き旧仮名を出す方法は少し特殊です。
おすすめは、先ほどと同じく「きゅうかな」と入力して変換する方法です。
- 「きゅうかな」と打ってスペースキーで変換候補を出す
- 「ヸ」「ヹ」「ヺ」が一覧に出てきたら選択
ただし、Macの環境やOSバージョンによっては、「ヸ」「ヹ」「ヺ」が候補に出ない場合もあります。
その場合は、以下の代替案を使いましょう。
- 「ゔぃ」「ゔぇ」「ゔぉ」とひらがなで入力
- スペースで変換 → 「ヸ」「ヹ」「ヺ」が候補に出る場合あり
Macでも「ゔ」から始まる入力に対応しているIMEなら、Windowsとほぼ同じ方法で入力可能です。
Macでは細かい文字の扱いが異なることもあるため、一度入力できた文字は辞書登録しておくと便利ですよ。
iPhoneで旧仮名「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」を簡単に出す方法
スマホ、とくにiPhoneで「ゐ」や「ゑ」といった旧字を入力したい方も多いはず。
実はiPhoneの標準キーボードでも、ちょっとしたコツでこれらの文字を出すことができます。
ここでは、最も手軽で確実な方法を中心にご紹介します。
「きゅうかな」と入力して変換候補を表示させる
iPhoneで旧仮名を入力する一番シンプルな方法は、「きゅうかな」と入力して変換するやり方です。
これはiOSの日本語キーボードに標準搭載されている機能なので、追加設定は必要ありません。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 「きゅうかな」と入力する |
| 2 | スペースキーで変換候補を出す |
| 3 | 候補の中から「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」などを選ぶ |
変換候補には一気に旧字がずらりと表示されるので、とても便利です。
iPhoneでは「wyi」「wye」といったローマ字入力ができない分、この方法がベストです。
サードパーティ製IMEアプリを活用する方法
もし標準のキーボードでうまく変換できない場合や、もっと自由度の高い入力がしたい場合は、IMEアプリ(日本語入力アプリ)を導入するのもおすすめです。
たとえば以下のようなアプリがあります。
- Google日本語入力(Gboard)
- Simeji(しめじ)
- ATOK(有料)
これらのアプリでは、「旧仮名」や「ヴィ」「ヱ」などの特殊文字にも対応している場合があります。
設定画面で変換候補の範囲を広げるオプションがあるので、導入したら一度設定を見直してみると良いでしょう。
ただし、サードパーティ製のキーボードはプライバシー設定に注意が必要なので、利用時は規約などをよく確認してくださいね。
旧仮名の入力ができないときの対処法・注意点まとめ

ここまで紹介した方法を使っても、「変換しても出てこない」「表示されない」といったトラブルに遭遇することがあります。
これは旧仮名特有の事情によるものですが、回避方法もちゃんとありますので安心してください。
この章では、そんなときの対処法と、文字入力の際に気をつけたいポイントをまとめました。
環境依存文字として表示されない原因とは?
「ゐ」「ゑ」や「ヸ」「ヹ」「ヺ」は、いわゆる環境依存文字です。
これは、機種やOS、アプリケーションの違いによって「見えない」「□で表示される」といった現象が起きる文字のことです。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 古いPCやスマホOS | 最新のOSにアップデートする |
| 対応していないフォント | 日本語対応フォント(Yu Gothic、ヒラギノなど)に変更 |
| Webサービスやアプリ側の制限 | 別のアプリで入力してコピー&ペースト |
とくにSNSやメールなど、文字コードの制限があるサービスでは表示されないこともあります。
一度メモ帳やWordなどで確認してから貼り付けると安心です。
SNSや文書作成での表示トラブルを避けるには
旧仮名をSNSやブログなどに使うときは、自分の画面では表示されていても、他人の端末では見えないということが起こり得ます。
以下のような工夫をすると、表示トラブルを避けやすくなります。
- 使用する文字数を最小限にする(あくまで装飾として)
- 旧字を使った後にカッコ付きで現代仮名も書く(例:「ゑ(え)」)
- 画像として文字を入れる(確実に表示される)
また、印刷物などで使う場合もフォントが旧仮名に対応しているかを事前に確認しておくと安心です。
旧字を使う楽しさと同時に、表示の問題にも気を配ることで、より快適に活用できるようになります。
まとめ:旧仮名は今でも使える。美しい日本語表現の入り口として
ここまで、「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」などの旧仮名を、スマホやPCで入力する方法を詳しく見てきました。
少し慣れは必要ですが、一度覚えてしまえば、いつでも日本語の美しい響きを再現することができます。
最後に、このテーマを通じて得られる楽しさや活用のヒントをまとめておきます。
教養としての旧字入力を楽しむ
旧仮名の入力は、単に文字を出すためだけのスキルではありません。
俳句や短歌、エッセイ、日記など、表現の幅をぐっと広げてくれる文化的なツールでもあります。
例えば、「すゑひろがりず」のように名前に風情を出したり、「ヱヴァンゲリヲン」のように個性を際立たせたり。
文字一つで、日本語の世界観を大きく変えることができるのです。
作品や投稿に旧字を使うことで広がる世界
あなたが俳句や短歌を書いているなら、旧仮名を使うことで作品に深みと風格が生まれます。
ブログやSNSの投稿でも、「ゑ」や「ヱ」といった文字があるだけで、目を引く文章になることもあります。
| 用途 | 旧仮名を使うメリット |
|---|---|
| 俳句・短歌 | 和の趣が強まり、世界観が深まる |
| SNS投稿 | レトロ感や独自性が演出できる |
| 名前・作品タイトル | 印象に残る表記になり、差別化できる |
文字の表記ひとつで、読者や観る人に与える印象は大きく変わります。
自分らしい表現を求めるなら、旧仮名はその強い味方になってくれるはずです。
古き良き日本語の美しさを、ぜひあなたの手で現代に蘇らせてください。

