「とく」と入力しても、旧字体の「德」が出てこない…そんな経験ありませんか?
このページでは、「德」をパソコン(Windows)やスマホ(iPhone)でスムーズに入力・表示するための具体的な手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
IMEの設定変更、文字コードの活用、手書き入力、ユーザー辞書の登録など、誰でも簡単にできる方法を豊富に紹介。
この記事を読めば、「德」を自在に使いこなせるようになります。
徳の旧字体「德」はなぜ普通に出てこないの?

普段使っている「徳」という漢字には、実は旧字体の「德」という形があります。
でも、「とく」と入力しても「德」が出てこないのはなぜでしょうか?
この章では、まず旧字体と新字体の違い、そして「德」が変換で出にくい理由を解説します。
新字体と旧字体の違いとは?
「徳」は、新字体(しんじたい)と呼ばれる、戦後に簡略化された漢字です。
これに対して「德」は、戦前まで使われていた正式な漢字、いわゆる旧字体(きゅうじたい)です。
たとえば、「廣」が「広」に、「體」が「体」になったように、「德」も簡略化されて「徳」になりました。
旧字体は、今でも人名や書道、特別な文書で使われることがあります。
| 漢字 | 読み | 字体の種類 |
|---|---|---|
| 徳 | とく | 新字体 |
| 德 | とく | 旧字体 |
「德」が変換候補に出ない理由
普段の変換で「德」が出てこない理由は、IME(日本語入力システム)の初期設定にあります。
多くのIMEでは、新字体や一般的な漢字が優先されており、旧字体は変換候補から除外されていることが多いのです。
つまり、普通の設定では「とく」と打っても「德」は表示されません。
でも安心してください。
設定を少し変えるだけで、「德」を簡単に表示できるようになります。
次の章からは、実際にパソコンやスマホで「德」を表示させる方法を、画像や手順付きでわかりやすく紹介していきます。
PCで徳の旧字を出す方法【Windows対応】
Windowsのパソコンでも、少し工夫すれば「德」という旧字体を表示できます。
この章では、Microsoft IMEの設定変更、文字コードの活用、IMEパッドの手書き入力という3つの方法を解説します。
Microsoft IMEの設定を変更する方法
まず一番おすすめなのが、IMEの設定を変更して、旧字体も変換候補に表示させる方法です。
以下の手順で設定できます。
- タスクバーの右下にある「A」または「あ」と表示されたIMEアイコンを右クリックします。
- メニューから「設定」をクリックします。
- IME設定画面で「全般」を選びます。
- 下にスクロールして「変換候補に表示する文字セットを選択」の項目を「すべて」に変更します。
- 設定後、「とく」と入力し、変換候補の最後の「単漢字」を選択すると「德」が出てきます。
この方法を一度設定しておけば、他の旧字体も使えるようになるのでとても便利です。
| 操作項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 変換候補に表示する文字セット | すべて |
| 変換方法 | 「とく」→「単漢字」→「德」 |
文字コード(5FB7)で表示する方法
IMEがうまく動かないときは、文字コード「5FB7」を使う方法もあります。
このコードを使えば、どんな入力環境でも旧字体を表示できます。
- メモ帳などのテキストエディタを開きます。
- ひらがな入力モードで「5FB7」と入力します。
- F5キーを押すと、変換候補に「德」が表示されます。
※注意: アルファベット入力モードでは変換できないので、必ず「ひらがな入力モード」に切り替えておきましょう。
IMEパッドの手書き入力で探す方法
文字の形は覚えているけど、読みやコードが分からないときは「手書き」が便利です。
- IMEアイコンを右クリックし、「IMEパッド」を選択します。
- 表示された画面で「徳」を手書きで入力します。
- 右側の候補リストに旧字体の「德」が表示されたら、クリックして挿入します。
- もし表示されない場合は、「徳」を右クリック→異字体の挿入を選ぶと表示できます。
PCでは複数の方法を知っておくことで、状況に応じた入力が可能になります。
次の章では、スマホ(iPhone)で「德」を出す方法をご紹介します。
スマホで徳の旧字を出す方法【iPhone対応】

スマホではPCと違って細かい設定が難しく感じるかもしれませんが、実は簡単に「德」を入力する方法がいくつかあります。
この章では、コピー&ペースト、手書き入力、そしてユーザー辞書を使った3つの方法を紹介します。
旧字体をコピー&ペーストで使う
最も手軽なのが、下の「德」という文字をコピーして使う方法です。
長押しでコピーして、LINEやメールなどの入力欄にペーストすればすぐ使えます。
【德】←これを長押ししてコピー
ただし、アプリによっては文字化けすることもあるので、投稿前に表示をチェックしておきましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| すぐに使える | 毎回コピーが必要 |
| 設定不要 | アプリによっては表示されない |
手書き入力キーボードを追加する
iPhoneでは、手書きキーボードを追加することで「德」を直接書いて探すことができます。
以下の手順で設定してみましょう。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」を開きます。
- 「簡体中国語」を選択し、キーボードタイプから「手書き」を選んで「完了」をタップします。
- 文字入力時に地球儀マークをタップして、手書きキーボードに切り替えます。
- 画面に「德」と手書きすれば、変換候補に出てくるので選択します。
※補足: この方法は、中国語の入力機能を利用していますが、日本語の文章にも問題なく使えます。
ユーザー辞書に登録する方法
頻繁に使うなら、スマホのユーザー辞書に登録しておくと便利です。
これで、「とく」と入力するだけで「德」が表示されるようになります。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」を開きます。
- 画面右上の「+」をタップして登録画面を開きます。
- 「単語」欄に「德」、「よみ」欄に「とく」と入力します。
- 右上の「保存」を押せば完了です。
これで、通常の日本語入力で「とく」と打てば、旧字体の「德」が変換候補に出てきます。
一度登録すれば、毎回コピーや手書きする必要がなくなるので非常に快適です。
続いて、「德」に関するよくある疑問を見ていきましょう。
徳の旧字体に関するよくある疑問
ここでは、「德」という旧字体にまつわる素朴な疑問をまとめて解決します。
文字の読み方や画数、SNSなどでうまく表示されない理由についても、ここでしっかり確認しておきましょう。
「德」の読み方・画数・意味は?
旧字体の「德」も、新字体の「徳」と読み方は同じで、「とく」と読みます。
意味も変わらず、「人の内面にある優れた性質」や「倫理的な価値」を表す漢字です。
| 文字 | 読み | 画数 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 徳(新字体) | とく | 14画 | 道徳・人徳などに使われる美徳を表す漢字 |
| 德(旧字体) | とく | 15画 | 同上(「心」の上に「一」が付く古い形) |
画数の違いは、「心」の部分の上に「一」があるかどうかだけです。
戸籍や古い文書などでは、「德」がそのまま残っていることがあります。
SNSやWeb投稿で旧字が正しく表示されない理由
「德」を入力できても、Twitter(X)やInstagramなどのSNSで表示されないことがあります。
その原因はフォントの問題です。
スマホやアプリによっては、「德」という文字が含まれるフォントを使っていない場合があり、
その結果、文字化けしたり、空白や「□」のような記号になってしまうことがあります。
この対策としては、以下の方法が考えられます。
- 事前に表示テストをして、問題ないか確認する
- 画像にして投稿する(文字を画像化するアプリを使う)
- 必要に応じて「徳(旧字:德)」と併記する
「德」は入力できても、表示・共有には注意が必要です。
では最後に、「德」をスムーズに使いこなすためのポイントをまとめましょう。
まとめ|「德」を自在に入力できるようになろう

ここまで、「德」という旧字体の出し方について、PCとスマホそれぞれの方法を詳しく解説してきました。
最後に、各方法のポイントを整理しながら、あなたが「德」をスムーズに使いこなせるようになるためのコツを振り返ります。
| 方法 | 対応端末 | 特徴 |
|---|---|---|
| IME設定の変更 | Windows PC | 変換候補に「德」が出るようになる |
| 文字コード(5FB7)の使用 | Windows PC | 入力モードが合っていれば確実に表示可能 |
| IMEパッドの手書き | Windows PC | 読みやコードが分からないときに便利 |
| コピー&ペースト | iPhone | 最も手軽な方法。すぐ使える |
| 手書きキーボードの追加 | iPhone | 書いて探せる直感的な方法 |
| ユーザー辞書登録 | iPhone | 「とく」で「德」がすぐ出るようになる |
それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますが、あなたの利用頻度や目的に応じて、最適な方法を選んでください。
一度設定してしまえば、「德」はもう困ることなく使いこなせるようになります。
古い戸籍名や美術作品、歴史的な文章など、「德」が必要になる場面は意外と多いものです。
今回の記事を参考に、ぜひご自身のパソコンやスマホで「德」を自在に使ってみてください。
それが、あなたの表現の幅や情報の正確さを、きっと広げてくれるはずです。

