「8時間は何分?」「8時間の6割ってどれくらい?」と聞かれて、すぐに答えられますか。
大人でも意外と混乱しやすい時間の計算ですが、実は仕組みを理解すればとてもシンプルです。
この記事では、8時間をもとに「何分・何秒なのか」「6割や4分の3はどれくらいなのか」を、小学生にもわかりやすく説明できる方法として紹介します。
親子で学びながら、時計の見方や割合・分数の考え方も自然に身につく内容です。
学校の勉強だけでなく、生活の中でも役立つ「時間の感覚」を一緒に育てていきましょう。
8時間は何分?何秒?基本の時間換算を親子で楽しく覚えよう

時間の計算は、小学生にとって少しややこしく感じる分野ですよね。
でも、生活の中で自然に使えるようになると、とても便利です。
ここでは、親子で一緒に「8時間=何分・何秒か」を楽しく学んでいきましょう。
1時間=60分の意味をやさしく解説
まず、時間の基本単位から確認してみましょう。
1時間は60分です。
つまり、1時間が時計の数字の「12」まで回る間に、分針は60回進むということです。
ここで、「60」という数が特別な理由も子どもに伝えてみましょう。
60進法は昔の人たちが使っていた便利な数え方で、12や3などで割りやすいのが特徴です。
| 単位 | 変換式 | 結果 |
|---|---|---|
| 1時間 | ×60分 | 60分 |
| 1分 | ×60秒 | 60秒 |
8時間を分と秒に変えるステップ
次に、8時間を分や秒に変えてみましょう。
8時間×60分=480分になります。
そして、480分×60秒=28,800秒です。
つまり、8時間は480分で28,800秒ということがわかります。
| 計算対象 | 式 | 答え |
|---|---|---|
| 8時間を分に直す | 8×60 | 480分 |
| 8時間を秒に直す | 480×60 | 28,800秒 |
時間換算を身近な例で考えよう(学校や睡眠の例)
実際に「8時間」がどんな時間か、生活の中で考えてみましょう。
例えば、学校の授業は1コマ45分ですよね。
8時間=480分なので、480÷45=約10.6コマ分になります。
つまり、8時間は「授業10コマちょっと分の長さ」です。
また、睡眠時間として8時間眠ると、体がしっかり休まる時間になります。
「8時間=ぐっすり眠る時間」として覚えるとイメージしやすいです。
| 例 | 内容 |
|---|---|
| 学校の授業 | 45分×10.6回=約8時間 |
| 睡眠時間 | しっかり眠れる理想的な長さ |
8時間は「480分」や「28,800秒」と同じだけど、感覚的には「1日の3分の1」くらいと伝えると、子どもも理解しやすいでしょう。
8時間の6割って何時間?計算のやり方を子どもに教えるコツ
「8時間の6割って何時間?」と聞かれると、割合の考え方が必要になります。
ここでは、子どもにもわかりやすく、具体的に説明できる方法を紹介します。
親子でいっしょに紙とペンを使いながら考えてみましょう。
「割合」の考え方を小学生にもわかりやすく説明
まず、「6割」というのは「全体のうちの60%」という意味です。
つまり、8時間のうちの60%、すなわち8時間の60%=8時間×0.6を計算すれば求められます。
ここで、子どもには「1を100%としたとき、6割=0.6」と教えると理解がスムーズです。
| 割合の表現 | 意味 |
|---|---|
| 1割 | 全体の10%(0.1) |
| 6割 | 全体の60%(0.6) |
| 10割 | 全体の100%(1.0) |
割合は「ものごとの一部を全体に対してどのくらいか」を表す考え方です。
ここを丁寧に説明すると、算数がぐんと得意になります。
8時間×0.6を計算する方法
では、実際に計算してみましょう。
8×0.6=4.8時間です。
つまり、8時間の6割は4.8時間となります。
ただし、「0.8時間って何分?」と聞かれると悩みますよね。
0.8時間=0.8×60=48分です。
したがって、8時間の6割=4時間48分となります。
| 項目 | 計算式 | 結果 |
|---|---|---|
| 8時間×0.6 | 8×0.6 | 4.8時間 |
| 0.8時間→分 | 0.8×60 | 48分 |
| 合計 | 4時間+48分 | 4時間48分 |
4時間48分の求め方と覚え方
小学生には「1時間=60分だから、0.1時間=6分」という感覚を教えると理解しやすくなります。
つまり、0.8時間=6分×8=48分と考えてもOKです。
また、「6割=10割の半分より少し多い」というイメージを持たせましょう。
例えば、8時間の半分は4時間だから、6割は4時間よりちょっと多い。
この「ちょっと多い」が48分だと教えると、感覚的に理解できます。
| 考え方 | イメージ |
|---|---|
| 8時間の半分(5割) | 4時間 |
| そこに1割(48分)を足す | 4時間+48分=4時間48分 |
6割=「半分+少し」と教えると、計算の意味がぐっとわかりやすくなります。
8時間の4分の3は?分数で考える時間計算の練習

次は、分数を使った時間の計算を見ていきましょう。
「8時間の4分の3」と言われると、少し難しそうに聞こえますが、やってみるととても簡単です。
親子で図を使いながら考えると、子どももスッと理解できます。
「4分の3」とはどういう意味?分数の基本を確認
まず、「4分の3」という言葉を分解して考えましょう。
これは、「1つのものを4等分して、そのうちの3つ分を取る」という意味です。
たとえば1枚のピザを4等分して、そのうち3切れ食べるのと同じですね。
つまり、4分の3=3÷4=0.75ということです。
| 表現 | 意味 | 小数 |
|---|---|---|
| 2分の1 | 半分 | 0.5 |
| 4分の1 | 全体の1/4 | 0.25 |
| 4分の3 | 全体の3/4 | 0.75 |
このように「4分の3」は、「全体の75%」と同じ意味を持ちます。
8×3/4=6時間になる理由
それでは実際に計算してみましょう。
8時間×3/4=(8×3)÷4=24÷4=6時間です。
つまり、8時間の4分の3は6時間になります。
分数のかけ算は、「かけて、わって」でシンプルに説明してあげると、子どもも理解しやすいです。
8×3=24を計算して、次に4で割ると6になります。
| 計算手順 | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| 8×3 | 24 | 24 |
| 24÷4 | 6 | 6時間 |
ここで、「4分の3=0.75」として小数で考えても同じ結果が出ます。
8×0.75=6です。
小数で確認すると、分数の仕組みをよりしっかり理解できます。
図でイメージする時間の分け方
時間の分数は、図にすると一気にわかりやすくなります。
紙に線を引いて、8時間を4つに分けてみましょう。
1つ分が2時間なので、3つ分だと2×3=6時間になります。
このように、目で見える形で説明すると、子どもが「なるほど」と納得します。
| 分け方 | 1区間の時間 | 3区間の合計 |
|---|---|---|
| 8時間を4等分 | 2時間 | 6時間 |
分数の計算は「分けて、数える」ことをイメージできるかどうかがカギです。
時計や時間割など、身近な例を使うと、理解がどんどん深まります。
8時間の4分の3=6時間という結果を、数字と感覚の両方で覚えておくとよいでしょう。
時間の計算を苦手にさせない!親子でできる学習の工夫
時間の計算は、数字が多く出てくるので、子どもが苦手意識を持ちやすい分野です。
でも、ちょっとした工夫で「楽しい体験」に変えることができます。
ここでは、家庭でできる効果的な学習法を紹介します。
時計やタイマーを使った体感学習
まずは、実際に時間を「感じる」練習から始めましょう。
例えば、キッチンタイマーで「1分間静かにしよう」や「3分間でどこまでできるか」などの遊びを取り入れます。
これにより、子どもは1分・1時間の長さを体感的に理解できます。
アナログ時計を使って「長い針がどこまで動いたら30分?」と質問してみるのもおすすめです。
| 道具 | 使い方 | 学べること |
|---|---|---|
| キッチンタイマー | 1分・3分・5分の体感練習 | 時間の長さの感覚 |
| アナログ時計 | 針の動きを観察 | 60分の仕組み |
| スマホのタイマー | 視覚的に残り時間を確認 | 時間の流れの理解 |
親が一緒にやることで、時間に対する感覚が自然と身につきます。
おうちで使える「時間の計算クイズ」アイデア
学びを遊びに変えるのもとても効果的です。
次のようなクイズを親子で出し合ってみましょう。
- 「今、7時に出発して8時間後は何時?」
- 「8時間の半分は何時間?」
- 「6時間は何分?」
- 「8時間の4分の3は?」
このようなクイズを繰り返すことで、計算スピードも速くなります。
また、クイズ形式にすることで、勉強=遊びという感覚を持たせることができ、モチベーションもアップします。
| クイズ内容 | 答え |
|---|---|
| 8時間は何分? | 480分 |
| 8時間の6割は? | 4時間48分 |
| 8時間の4分の3は? | 6時間 |
正解したらポイントをもらえる「おうち時間ゲーム」にしても楽しいですよ。
間違えやすいポイントとその教え方
子どもがよくつまずくポイントも、あらかじめ理解しておきましょう。
特に注意したいのは次の3つです。
| つまずきポイント | 原因 | 教え方のコツ |
|---|---|---|
| 1時間=100分と勘違い | 60進法を理解していない | 時計の針を見せて説明 |
| 小数と分の変換が苦手 | 0.5時間=30分を覚えていない | 対応表を作って練習 |
| 単位の変換を忘れる | 「時間」「分」「秒」を混同 | 単位ごとに色分けして書く |
また、「0.8時間=48分」のような変換は、慣れるまで何度も練習することが大切です。
慣れてきたら、親が問題を出して子どもに計算してもらうようにすると、理解がより深まります。
子どもが「自分でできた!」と感じる体験を積み重ねることが、苦手を克服する最大のポイントです。
まとめ|8時間の計算は「生活の中で学ぶ」と定着する

ここまで、8時間をテーマに時間の計算方法を学んできました。
最後に、学んだ内容を整理しながら、親として子どもに教えるときのポイントを確認しましょう。
今回学んだ時間の計算まとめ
この記事で紹介した内容を表にまとめます。
| 計算内容 | 計算式 | 結果 |
|---|---|---|
| 8時間を分に直す | 8×60 | 480分 |
| 8時間を秒に直す | 480×60 | 28,800秒 |
| 8時間の6割 | 8×0.6 | 4時間48分 |
| 8時間の4分の3 | 8×3/4 | 6時間 |
8時間=480分=28,800秒という基本をまず押さえることが大切です。
そこから、割合や分数を使った計算へとステップアップしていくと、自然に理解が深まります。
親が教えるときに意識したいポイント
時間の計算を教えるときに、意識しておきたいポイントは次の3つです。
- 数字だけでなく、実際の時計や日常生活に結びつけて教える
- 「8時間=学校+宿題」など身近な例で説明する
- 間違えても責めず、一緒に考える姿勢を見せる
「正解を出すこと」よりも、「考えるプロセスを楽しむこと」に重きを置くと、学びが長続きします。
親の「一緒にやってみよう」という言葉が、子どもにとって何よりの励ましになります。
| 親の教え方 | 子どもの受け止め方 |
|---|---|
| 一緒に考える | 安心して質問できる |
| 失敗を笑って流す | 挑戦を恐れなくなる |
| 身近な例で話す | イメージしやすい |
次に覚えると役立つ時間の単位換算
時間の基本が理解できたら、次はもう少し広い単位にもチャレンジしてみましょう。
| 単位 | 換算式 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 1日 | 24時間 | 朝から次の朝まで |
| 1週間 | 7日間 | 月〜日 |
| 1年 | 365日 | 地球が太陽を一周 |
これらの単位を合わせて学ぶと、時間の感覚がより立体的に身につきます。
「生活の中で使える知識」として定着させることが、学びを深めるコツです。
おうちでの会話の中に「時間の計算」を少しずつ取り入れていきましょう。

