「来」の旧字「來」はスマホで出せる?変換・手書き・コード入力まとめ

「来」の旧字である「來」や、「草冠+来」の形をした「あかざ」の漢字。

スマホで入力したいのに、変換しても出てこなくて困ったことはありませんか。

この記事では、iPhone・Androidのどちらでも使える旧字の正しい出し方を、わかりやすく解説します。

変換・文字コード・手書き入力の3つの方法に加え、単語登録による効率化や文字化け対策まで完全カバー。

読めば、今日から「來」も「あかざ」もスマホで自在に使えるようになります。

スマホで「来」の旧字を出したい人へ——まず知っておくべき基本知識

この記事では、スマホで「来」の旧字を出したい人に向けて、基本的な仕組みと注意点をわかりやすく解説します。

まずは、「旧字」と「異体字」の違いを理解し、混乱しやすい「草冠付き来(あかざ)」との区別を整理しておきましょう。

「来」の旧字と異体字の違いとは?

「来」という漢字には、現在使われている形のほかに、過去に使われていた旧字と、形の異なる異体字があります。

旧字とは、現在の常用漢字が制定される前に使われていた正式な形のことです。

一方、異体字は意味や読みが同じでも、字体が異なる漢字を指します。

「来」の場合、旧字は上の部分が「三本」になっているものがあり、異体字として「禾(のぎへん)」のような形を持つタイプも存在します。

分類 字形 特徴
旧字 上部が三本線の形。古い文献や人名に使用。
異体字 「来」に似ているが、意味が異なる場合も。

つまり、「來」は「来」の旧字体で、「耒」は似ているけれど別の文字です。

見た目が近いので混同されがちですが、文字コード上も別扱いになります。

「草冠付き来(あかざ)」など似た字の正体を整理

「来」に草冠をつけたように見える漢字があります。

これは「あかざ」と読む別の漢字で、植物のアカザ(ヒユ科の雑草)を表しています。

この「あかざ」にも、旧字と異体字が存在します。

文字 読み方 文字コード
あかざ 83B1
艸+來 あかざ 840A

どちらも「あかざ」ですが、フォントによって表示されないこともあります。

特にスマホでは、一部フォントが非対応のため文字化けする場合があります。

このため、スマホで旧字を扱う際にはフォント互換性にも注意が必要です。

「来」の旧字をスマホで入力する3つの方法

ここでは、スマホで「来」の旧字(來)を入力する具体的な3つの方法を紹介します。

iPhone・Androidどちらでも使えるものが多いので、自分に合った方法を選んでみましょう。

方法①:変換で出す——iPhone・Androidの共通操作

まず試してほしいのが通常の変換操作です。

スマホの日本語入力で「らい」または「くる」と打ち、変換候補をスクロールしてみてください。

機種によっては、「來」という旧字が候補に表示されることがあります。

特にiPhoneの場合、最新のiOSで変換精度が上がっているため、旧字候補が出やすくなっています。

スマホOS 入力 変換候補
iPhone(iOS 17以降) らい/くる 来、來(旧字)など
Android(Gboard) らい/くる 来(通常のみ)※旧字非対応の端末もあり

もし候補に出ない場合は、次に紹介する「Unicode入力」を試してください。

方法②:Unicode(文字コード)で入力する

「來」など旧字は、Unicodeと呼ばれる文字コードで管理されています。

「來」のコードは4F86です。

スマホでは直接コードを入力できませんが、外部サイトで「文字コード 4F86」などと検索し、コピー&ペーストすればOKです。

文字 Unicode コピー方法
U+4F86 Webで検索 → コピペ
耒(異体字) U+8012 Webで検索 → コピペ

コピーした旧字はメモ帳やLINEでもそのまま使えますが、一部アプリで文字化けすることがあるので注意してください。

方法③:手書き入力で探す(IME・Gboardの手書き機能)

どうしても見つからない場合は、手書き入力が最も確実です。

iPhoneでは「設定」→「一般」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」→「中国語(繁体字)」→「手書き」を選択します。

追加後、キーボードで地球儀アイコンを長押しし、「手書き入力」を選び、画面に「來」を指で書きます。

OS 手書き入力の場所 備考
iPhone 設定 → キーボード → 中国語(繁体字) 旧字を含む漢字の認識精度が高い
Android(Gboard) キーボード設定 → 手書き入力 正しい筆順で書くと候補に出やすい

筆順を丁寧に書くことがポイントです。

乱雑に書くと「来」や「耒」と誤認される場合があるため、特に上の「三本」の部分はしっかり区別しましょう。

「草冠+来(あかざ)」の出し方もマスターしよう

次に、「来」に草冠をつけた形の『あかざ』という漢字の出し方を見ていきましょう。

見た目は似ていますが、「來」とは別の文字ですので、入力方法も少し異なります。

通常変換で出ない理由

まず、この「あかざ」は、スマホの変換では基本的に出てきません。

理由は、読み方が「らい」「あかざ」「あれち」など複数あるうえ、変換辞書に登録されていないことが多いからです。

そのため、普通に「あかざ」と入力しても候補に出てこないことがほとんどです。

読み方 変換結果 備考
あかざ ×(変換不可) 多くの端末で辞書未登録
らい 藜(出ることがある) 中国語辞書由来で出るケースあり

このため、「草冠+来」を出したい場合は、次で紹介する文字コード入力を使うのが確実です。

文字コード入力と対応フォントの注意点

「あかざ」を表す漢字には、実は2種類あります。

1つは「藜(Unicode: 83B1)」で、もう1つは「艸+來(Unicode: 840A)」です。

どちらも植物を意味する漢字で、古文書や名前などに使われます。

字形 Unicode 説明
U+83B1 一般的な「あかざ」。一部スマホで変換可。
艸+來 U+840A 異体字。フォントによっては文字化けの可能性あり。

スマホでの入力手順は以下の通りです。

  • ① Web検索で「藜 Unicode」または「U+83B1」を検索。
  • ② 結果ページに表示された文字を長押しでコピー。
  • ③ LINEやメールなどにペーストして使用。

もし表示が□(四角)で出る場合は、フォントが未対応の証拠です。

この場合は、AndroidではNotoフォントiPhoneではPingFang TCなど、Unicodeに広く対応したフォントを利用してください。

フォントを変更できないアプリの場合は、画像として文字を貼り付ける方法も有効です。

Unicodeコピー+対応フォントが、この文字を確実に使うコツです。

旧字をスマホで簡単に出すための裏ワザ

毎回文字コードを調べたり、手書き入力を使うのは大変ですよね。

そんなときに便利なのが「単語登録」です。

ここでは、旧字をワンタップで入力できるようにする裏ワザを紹介します。

「単語登録」で毎回の手間を解消

スマホの日本語入力システム(Gboard・Simeji・iPhone標準IMEなど)には、単語登録機能があります。

この機能を使えば、旧字を自由に変換候補として出せるようになります。

手順は以下の通りです。

OS 操作手順
iPhone ①「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」
②「+」をタップ
③「単語」に「來」など旧字を貼り付け、「よみ」に「らい」や「くる」を入力
④「保存」で完了
Android(Gboard) ①「設定」→「システム」→「言語と入力」→「画面キーボード」→「Gboard」
②「辞書」→「個人辞書」→「日本語」
③「+」をタップし、「単語」に「來」、「よみ」に「らい」などを入力
④「戻る」で保存完了

この設定をしておけば、「らい」や「くる」と入力しただけで旧字が候補に出てくるようになります。

一度登録すれば、毎回の変換がとてもスムーズになります。

パソコンで登録→スマホへ同期させる方法

もし普段パソコンでも作業しているなら、パソコン側で登録した単語をクラウド同期させる方法もあります。

特にGoogle日本語入力やGboardを使っている場合、同じGoogleアカウントでログインしていれば、自動で単語登録が共有されます。

環境 同期方法 補足
Google日本語入力(PC)+ Gboard(スマホ) 同じGoogleアカウントでログインし、クラウド同期ON 単語登録内容が自動的に反映される
iPhone+Mac iCloudキーチェーン経由で自動同期 Safari入力履歴や単語も共有可能

単語登録を活用すれば、毎回文字コードを調べる必要がなくなります。

一度の設定で永久的に便利なので、仕事でも人名でも安心して使えます。

「來」を日常的に使う人は、必ず登録しておくのがおすすめです。

うまく出せないときの対処法と注意点

ここでは、「來」や「藜」などの旧字・異体字がスマホで正しく表示されない場合の対処法を紹介します。

文字化けやフォントの問題を理解すれば、確実に使えるようになります。

文字化けの原因と対処法

旧字が「□」や「?」と表示される場合は、スマホのフォント非対応が原因です。

Unicodeに登録されていても、使用中のフォントがその字形を持っていないと表示できません。

原因 現象 対処法
フォント未対応 □や?で表示される Unicode対応フォント(例:Noto Serif CJK JP)に変更
アプリ側制限 一部アプリで文字化け 別アプリ(メモ帳・ブラウザ)で再確認

もし標準フォントで表示されない場合は、Notoフォントや源ノ明朝などの日本語対応フォントをインストールすることで解決できます。

特にAndroidはフォントを入れ替えやすいのでおすすめです。

スマホ機種・OSごとの制限に注意

同じ文字でも、スマホの機種やOSバージョンによって表示結果が変わる場合があります。

例えば、古いAndroid端末ではUnicode 8.0以降の文字が未対応の場合があり、「藜」や「艸+來」が正しく表示されないことも。

端末・OS 対応状況 備考
iPhone(iOS 15以降) ほぼ全ての旧字に対応 フォント変更はできないが文字化けは少ない
Android(ver.12以前) 一部旧字非対応 文字コードがU+8000以降の場合に注意
Android(ver.13以降) Unicode 15まで対応 「藜」「來」など問題なく表示可能

また、メッセージアプリなどでは、相手の端末環境によって送信先で文字化けすることもあります。

ビジネス用途や公的書類では、必要に応じて画像やPDFに変換して送る方が安全です。

どうしても表示できない場合は、Google日本語入力の「手書きモード」や「Unicodeコピー」を活用することで、確実に再現できます。

旧字はフォントと環境の相性が命と覚えておくと良いでしょう。

まとめ——旧字入力をストレスなく使いこなすために

ここまで、「來」や「藜」などの旧字をスマホで表示・入力する方法を解説してきました。

最後に、この記事の内容を整理して、すぐに実践できるようにまとめます。

覚えておきたい3つのポイント

旧字を使うときに大切なのは、次の3つです。

ポイント 内容
① 入力方法を知る 変換・Unicode・手書き入力の3通りを使い分ける。
② フォント環境を整える NotoやPingFangなど、Unicode対応フォントを選ぶ。
③ 単語登録で効率化 よく使う旧字をユーザー辞書に登録しておく。

特に、スマホでの作業が多い人は単語登録を活用するだけで、操作の手間が一気に減ります。

今後の漢字入力の進化にも注目

最近のスマホでは、AI変換やクラウド辞書の精度が高まり、旧字や異体字の扱いもどんどん改善されています。

Google日本語入力やAppleの日本語IMEは、今後のアップデートでより多くの旧字体に対応する見込みです。

つまり、今は出せなくても、将来的には変換候補に登場する可能性が高いということ。

そのため、現時点では「Unicode+単語登録」で対応しつつ、環境の進化に合わせて更新していくのが理想です。

旧字は、日本語の歴史や美しさを感じさせる大切な文化の一部です。

正しい知識と工夫で、スマホでも快適に使いこなしていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました