「旧字体の『葉』を使いたいけど、出し方が分からない」「草冠に隙間がある漢字って何?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
本記事では、通常の「葉」とは見た目が異なる異体字について、その正体と使い分け方をわかりやすく解説します。
パソコン(Wordやフォント切替)での変換方法から、スマホでの入力テクニック、さらに文字化け対策まで網羅。
この記事を読めば、旧字体や異体字の「葉」を自在に使いこなせるようになります。
日常のちょっとしたこだわりから、専門的な文書作成まで、ぜひ活用してみてください。
旧字体「葉」の違いとは?異体字との見分け方も解説

「旧字体の葉を使いたいけど、見た目が似ていて違いが分からない…」と感じたことはありませんか?
この章では、そもそも旧字体と異体字の違いや、「草冠に隙間がある葉」はどう分類されるのかなど、基本的な見分け方について解説します。
そもそも旧字体と異体字はどう違う?
まず大前提として、旧字体とは「現在の常用漢字としては使われていない古い漢字の形」を指します。
たとえば「體(からだ)」や「舊(きゅう)」などが典型的な旧字体です。
一方、異体字とは「同じ意味・読みを持ちながら、形だけが異なる漢字」のことを言います。
つまり、異体字は旧字体とは限らず、あくまで「形が違うだけの別バージョン」なんですね。
以下の表で違いをまとめました。
| 分類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 旧字体 | 歴史的に使われてきた正式な旧漢字 | 舊 → 旧、體 → 体 |
| 異体字 | 意味・読みは同じだが形だけが異なる漢字 | 高(旧字体)と髙(異体字) |
「草冠の隙間がある葉」は旧字体ではない?
ここが多くの人が勘違いしやすいポイントです。
草冠の間が空いている「葉」の字は、旧字体ではなく異体字に分類されます。
つまり、「隙間がある=古い形=旧字体」というわけではないんですね。
この草冠の隙間バージョンの「葉」は、環境依存文字という特殊なカテゴリに属しています。
そのため、変換できるかどうかは使用しているソフトやフォント、端末環境によって異なります。
例えば以下のような形です。
| 名称 | 表示例 | 分類 |
|---|---|---|
| 通常の「葉」 | 葉 | 現在の常用漢字 |
| 草冠の隙間がある「葉」 | 𬺰(例:表示されない場合もあり) | 異体字(環境依存文字) |
このように、見た目の違いだけでなく、システム的な扱いの違いもあるので要注意です。
「旧字体」ではなく「異体字」だということを知っておくと、変換や共有のトラブルを防ぎやすくなります。
パソコンで旧字体「葉」を出す方法【Wordなど対応】
ここでは、Windowsパソコンを使って旧字体や異体字の「葉」を表示・入力する方法を詳しく解説します。
Wordや他のアプリケーションでも使えるテクニックを紹介するので、ぜひ活用してみてください。
おすすめのフォント一覧とその特徴
旧字体や異体字の「葉」を表示するには、フォントを切り替えるのが手っ取り早い方法です。
特に以下のフォントでは、草冠の隙間が空いた異体字の「葉」が表示されやすいです。
| フォント名 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| MingLiU(細明體) | 中華フォント | 草冠の隙間が空いて表示される |
| PMingLiU(新細明體) | 中華フォント | より丸みのある細字で見やすい |
| Microsoft JhengHei UI | 中華フォント | 細くてスタイリッシュ、対応範囲も広い |
| HGS正楷書体-PRO | 日本語楷書フォント | 環境依存文字にも一部対応 |
| IPAmj明朝 | フリーフォント | 異体字・旧字体の収録数が豊富 |
これらのフォントを使うだけで、特別な変換をしなくても異体字が自動的に表示されることがあります。
ただし、相手の環境にそのフォントが入っていないと、文字化けする可能性があるので注意が必要です。
Wordで異体字を変換する手順
Wordでは以下の手順で異体字の「葉」を表示することができます。
- 「葉」と入力し、文字を選択
- フォントを「MingLiU」などに変更
- 表示が草冠の隙間ありの形に変わるか確認
さらに、文字化け対策としてPDFに変換してから共有するのが安全です。
PDFにすることで、相手のPCにフォントが入っていなくても正しく表示されやすくなります。
Wordとフォント変更を組み合わせれば、誰でも簡単に異体字の「葉」を表示できます。
デザインや論文など、表記にこだわりたいときには非常に便利な方法ですね。
スマホで旧字体や異体字の「葉」を入力するには?

パソコンではフォントを変えて旧字体や異体字を表示できますが、スマホでは少し事情が異なります。
この章では、iPhoneやAndroidスマホで異体字の「葉」を入力・表示する方法や、便利な裏技をご紹介します。
iPhone・Androidでの入力方法
スマホの日本語入力は、標準キーボード(iOS:かな入力、Android:Gboardなど)では、通常の「葉」しか変換候補に出てこないことが多いです。
しかし、以下の方法で異体字を使うことができます。
| 方法 | やり方 | 補足 |
|---|---|---|
| 1. Unicode入力 | 「𬺰」などのコードをコピペ | 辞書アプリやブラウザで検索してコピー |
| 2. 外部サイトで変換 | 「異体字 変換 サイト」で検索 | 生成された異体字をコピペ |
| 3. メモアプリ経由 | PCで変換→スマホに送信 | メモ帳やメールで共有すると便利 |
スマホでは直接入力よりも、コピー&ペーストが主な手段になります。
とはいえ、慣れてしまえば数秒で入力できるので実用性は高いですよ。
特殊文字を辞書登録するテクニック
毎回コピペするのは面倒…という方におすすめなのが、ユーザー辞書への登録です。
iPhone/Androidどちらでも以下の手順で設定できます。
- 設定アプリを開く
- 「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」へ進む
- 単語欄に異体字の「葉」(例:𬺰)を貼り付け
- よみ欄に「よう」など任意の読みを入力し保存
これで、通常の文字変換で異体字が出てくるようになります。
ただし、機種やOSのバージョンによっては対応していない場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
辞書登録は一度設定すれば、以後どのアプリでも簡単に異体字が使えるようになる便利な方法です。
変換できない場合の対処法と注意点
ここまでで、パソコンやスマホで異体字の「葉」を入力する方法を紹介してきましたが、場合によってはうまく表示・変換できないケースもあります。
この章では、そんなトラブル時の対処法や、誤送信・文字化けを防ぐための注意点についてまとめます。
環境依存文字と文字化けの問題
草冠に隙間がある異体字の「葉」は、環境依存文字と呼ばれるカテゴリに属します。
これは特定のフォントやOSにしか対応していない文字を意味しており、相手の環境によっては正しく表示されません。
たとえば、自分のWordで「𬺰」を表示できても、相手のPCでは「□(空白)」や通常の「葉」に置き換わってしまうことがあります。
| 環境 | 表示結果 | 備考 |
|---|---|---|
| Windows(フォントあり) | 𬺰 | 正しく表示 |
| Windows(フォントなし) | □ または 通常の「葉」 | 文字化け |
| スマホ | 空白や「?」 | 表示不可が多い |
このような状況を避けるためには、次の方法が有効です。
- 事前に相手のOSやフォント環境を確認する
- 表示が必要な部分は画像化またはPDFにする
異体字は「見た目が命」なので、正しく表示されなければ意味がありません。
PDFでの共有や相手環境への配慮
異体字を共有したい場合、最も安全なのはPDFに変換して送る方法です。
PDFは作成時の表示状態を固定して保存できるので、相手の環境にフォントがなくても正しく見えるという大きなメリットがあります。
変換方法はWordでも簡単で、
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」
- ファイル形式を「PDF」に変更
- 保存するだけ
また、印刷物やデザインデータに使用する場合は、画像として保存して使うのも1つの手です。
異体字を安全に使いたいなら、表示方法だけでなく「どう見せるか」にも工夫が必要です。
まとめ:旧字体や異体字の「葉」を正しく使い分けよう

この記事では、「草冠に隙間がある葉の漢字」を中心に、旧字体・異体字の違いと、パソコンやスマホでの出し方について詳しく解説してきました。
最後に、ここまでのポイントを簡潔にまとめておきましょう。
| 項目 | 要点まとめ |
|---|---|
| 旧字体と異体字の違い | 旧字体は歴史的な正式表記、異体字は読み・意味は同じだが形が異なる文字 |
| 草冠に隙間がある「葉」 | 旧字体ではなく異体字に分類される |
| パソコンでの出し方 | 特定フォント(MingLiUなど)を使う/Wordで変換/PDFで共有推奨 |
| スマホでの出し方 | コピペ or ユーザー辞書に登録すると便利 |
| トラブル回避策 | PDF化や画像化で文字化け対策/相手の環境に配慮 |
異体字はフォントや変換環境に依存するデリケートな文字ですが、使い方さえ知っていれば、表現の幅を広げる強力なツールになります。
ぜひ今回ご紹介した方法を参考に、場面に応じて正しく使い分けてみてください。
ちょっとしたこだわりが、文章や資料の印象をぐっと引き立ててくれますよ。

